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頚肩腕痛

Ⅰ、定義

頸肩腕症候群(英:cervico-omo‐brachial syndrome)は、首筋から肩・腕にかけての異常を主訴とする整形外科的症候群の一つである。肩腕症候群、頸腕症候群などともいう。作業関連筋骨格系障害(Work related musculoskeletal disorders)とも。
すなわち、頚・肩・腕の痛みはいろいろな原因でおこる。原因としては変形性頚椎症、椎間板ヘルニア、椎間関節症といった首の骨(脊柱)に関連しておこるものと、五十肩など肩関節に由来しておこるものがあり、その他に耳や鼻の病気や眼の病気、心臓や肺などの病気でもおこる。

Ⅱ、原因

広義の頸肩腕症候群は、首(頸部)から肩・腕・背部などにかけての痛み・異常感覚(しびれ感など)を訴える全ての症例を含む。この中で、他の整形外科的疾患(たとえば変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群など)を除外した、検査などで病因が確定できないものを(狭義の)頸肩腕症候群と呼ぶ。

狭義の頸肩腕症候群は座業労働やストレスを原因とする場合が多い。かつてキーパンチャー病と呼ばれたものもこの一種であり、現在OA病あるいはパソコン症候群と呼ばれる一連の症状もこの範疇に入る。若年層から起こり、男性より女性のほうがかかりやすいとされている。職業によって罹患した際は、頸肩腕障害と呼応され、比較的軽度の人から重度の人まで幅広い。頸肩腕症候群であることではなく、その重症度が問題の疾患である。最近の研究で、重症難治化した頸肩腕症候群の多くは繊維筋痛症の容態を示すことが多いことも分かってきた。

Ⅲ、出現しやすい症状

首筋(僧帽筋や胸鎖乳突筋)、肩、上背部、腕にかけてのこりや痛み、しびれなどで、感覚障害や運動障害を伴うこともある。目の痛みや疲れ、風邪や花粉症などによる鼻の異常、むし歯や歯周病などが、引き金になったり症状を増長させたりすることもある。また、頭痛・めまい・耳鳴りなどの一般症状をはじめ、集中困難・思考減退・情緒不安定・抑うつ症状、睡眠障害等の精神症状、レイノー現象や冷え等の末梢循環障害、倦怠感、最大握カ・維持筋力の低下、動悸、微熱ドライマウス等自律神経失調症状鳳胃腸障害、月経困難、半身感覚障害、天候による症状の増悪など多岐にわたる事もあり、必ずしも症状が上肢だけに限定されるものではない。

Ⅳ、頚肩腕痛をともなう鍼灸不適応疾患

頚肩腕痛をともなう鍼灸不適応疾患
肺癌パンコースト症候群肺尖部の腫瘍が神経叢を圧迫してシビレる
心臓病冠状動脈疾患心臓からの関連痛のために肩がこる
精神病うつ病うつ病の症状としての肩こりなど
腫瘍頚髄腫瘍肺癌や乳癌からの悪性腫瘍転移や原発性のもの
炎症強直性脊椎炎靱帯付着部の炎症性変化を特徴とする慢性多発性の関節
炎で、進行すると骨癒合する。自己免疫疾患と考えられる。
結核性脊椎炎結核菌のため、頚髄の運動制限が起こる
化膿性脊椎炎黄色ブドウ球菌の血行感染が60%を超える
頚椎の変性頚椎脊髄症(CSM)骨棘形成による変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、後縦
靱帯骨化症による頚髄の圧迫などで起こる麻痺

Ⅴ、各疾患の症状

1、変形性頚椎症

中年以降の方で、いつも肩がこって背中に痛みがあったり、手が痺れるというような症状がある。このような場合は首の骨が一種の老化現象をきたして変形している事が原因と考えられる。首の骨(頚椎)あるいは骨と骨の間のクッションの役目をしている椎間板が痛んで骨のとげ(骨棘)や軟骨が出来てくることで、首が痛くなる状態を頚椎症という。うなじ(項部)や肩甲骨の周囲にも鈍い痛みがでることもある。軽い体操や温めたり、または安静にすることではじめは様子をみる。この状態が進み、手足のシビレや痛み・運動麻痺や進行して排尿障害が生じてくることがあると、骨棘の部位やその大きさをレントゲン線写真で調べ、脊髄や神経症状の程度を見て、ついで脊髄変形を頸椎MRIなどで検査する必要がある。この様に神経麻痺や運動麻痺がでてきた場合は頚髄症が考えられる。

2、頚椎椎間板ヘルニア

首を動かすことで、首から肩・手にひびく痛みがおこったり、せきくしゃみで痛みが強くなったりする。また手も痺れることがある。手を下げていると痛くなったりしびれたりするので、思わず手を頭に持ってきてしまうなどの症状もでる。この病気は骨と骨のクッションの役目をはたしている椎間板の髄核が周囲の線維輪に亀裂が入り、脱出することで神経の根元を圧迫し神経を刺激する事が原因と考えられる。椎間板は、首の骨と骨の間に存在し、首に動き(可動性)を持たせながらクッションとしての役割をしている。椎間板は真ん中に髄核とその周りの線維輪で構成されている。髄核は水分を多く含むゲル状の物質からなり、線維輪は丈夫な線維からなる帯状のシートが何枚も重なっており、髄核を取り囲んでいる。椎間板は、10代後半から老化(変性)が始まり、髄核の水分量の減少や線維輪に小さな傷が生じる。その傷から髄核が外に飛び出した状態が椎間板ヘルニアである。頸椎椎間板ヘルニアは、中年以降の方に多くみられる。症状はヘルニアの出方によって違う。一般的にはどちらかに偏って出ることが多く、その場合には脊髄から分岐した神経の枝(神経根)を圧迫することにより、片側の頚部、肩から肩甲骨の痛みやしびれ感、腕へひびく痛みや手の力の低下を生じる。一方、真ん中に大きく出た場合には脊髄を圧迫し、手や指の細かな運動がしづらい・歩行障害・膀脱直腸障害(頻尿、尿閉、尿失禁または便秘など)などの症状が出現する。

3、頚椎椎間関節症

頚椎の小さな関節が捻挫や関節の変形で、首と肩や背中の痛みをおこし、寝違いのような強い痛みを生じる。関節にある小さな組織が関節に挟まったりした場合は、首が動かない状態になる。
いわゆる寝違いも、首の関節の異常で起こる場合がある。

4、頚椎後縦靱帯骨化症

首の骨の後面で、脊髄に接している後縦靱帯に石灰がたまって骨化し、脊髄を圧迫する病気である。進行すると脊髄圧迫による頚部や肩の痛み・手足のしびれ・手指の運動や歩行の障害などを生じるが、進行は非常にゆっくりで転倒などの外傷がない限り、症状の進行はほとんどない。40~50歳台の男性に多いとされている。原因については、はっきりしていない。診断は頚椎のレントゲン写真で可能で、脊髄の圧迫の程度をみるにはMRI検査が有用。

5、いわゆる“ムチウチ症”(頸椎捻挫外傷性頚部症候群)

追突などの交通事故や転倒で起こる事がある.頚・肩甲背部が痛い・頭が重いなどが主な症状で、ときに目まいや目のかすみ・耳鳴・嘔吐などの症状が出てくることがある。また手がしびれたりすることがある。このムチウチ症の中に、低髄液圧症候群が生じている方がまれ(数%という報告があり)にいる。この病気は、脳脊髄液がどこからか漏れており、特に立っているときは絶えず漏れているために頭蓋内の圧が低下し、頭痛・嘔気・めまい・だるさ・背中や首の痛みが強く認められることがある。立位や座位で症状が悪化し、横になると軽快する。

6、胸郭出口症候群

この病気は第1肋骨とその周りの筋肉や腱の間で血管や神経が圧迫されて起こる病気。若い女性でやせ型肩幅が狭くなで肩の人が多くかかる。症状は多彩で一般には頚から肩腕にかけての痛み・痺れ・凝りや手の冷感などが生じる。特に腕を挙げると症状が強く出る。

7、五十肩(肩関節周囲炎)

肩の関節をつくっている筋肉や腱.滑液包などが老化現象を起して発症する病気。顔に手を持っていく・帯を結ぶなどの動作がつらくなり、腕のやり場がない・夜間に痛みが強くなるというような特徴的な症状がある。場合によって、肩腱板に石灰が沈着する石灰沈着性腱板炎があり、強い痛みを伴う。超音波で診断する場合がある。

8、肩腱板断裂

主に肩を打撲した既往がある人に起こり、肩の腱が切れる事により、腕の上げ下げで、肩の外側が痛いという症状がある事が多い。MRIや超音波などで診断する。

9、肩こり

原因としては首の骨の変形・不安・ストレス・無理な姿勢で起こる。長時間の不自然な姿勢によっても起こる。

10、寝ちがい(急性疼痛性頚部拘縮)

頚椎の椎間関節や軟部組織に原因がある場合が多いが、扁桃など鼻やのどに病気があっておこる場合もあるので注意が必要。その他に末梢神経が色々な原因でしめつけられて痺れ・痛みがおこる病気、腕や手に傷を受けてなおったあとに痛みが起るカウザルギーといった病気などがある。