長浜市なかむら鍼灸院 長浜市NK整体院 変形性腰痛症について

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変形性腰椎症について

Ⅰ、どんな病気か

背骨(脊椎)の椎体(背骨の一個一個)と椎体との間にはさまっていて、クッションの役目をしている椎間板が薄くなったり、椎体の端がささくれてきたりする変化を、変形性脊椎症と言う。
骨と椎間板の老化によっておこるもので、変形性関節症(「変形性関節症とは」)と同類の病気である。
脊椎のうち、腰の部分におきた変形性脊椎症を、腰部変形性脊椎症または変形性腰椎症といい、変形性脊椎症の多くは、ここに起こる。
次いで頻度の高いのは、首の脊椎におこる頸部変形性脊椎症(けいぶへんけいせいせきついしょう)(変形性頸椎症(頚部変形性脊椎症)」)で、これ以外の部分におこる変形性脊椎症は稀である。
人類が2本の足で立ち、歩き始めて以来、人間と腰椎とは切っても切れない関係であり、4本足で体重を支える動物とは違い上半身の体重が垂直方向にかかるため、腰の骨や筋肉への負担が大きいのである。
しかし、腰痛と言っても、急性のギックリ腰や慢性的な痛み、さらにはレントゲンでも異常が見られないもの、背骨やその周辺の筋肉が原因となるもの、内臓疾患や精神的ストレスなどと、その原因は様々である。
高齢者が腰痛を訴えるときは、加齢によって背骨に異常がある場合が多い。よく見られるのが変形性腰椎症である。
背骨は椎骨という30個のブロックでできている。そのうち、腰にある5つが腰椎である。
椎骨間には軟骨と繊維でできたゼリー状の椎間板がクッションの役目をしている。
ところがこの椎間板は加齢と共に水分が減少し、弾力性を失う。すると、椎骨の縁部分が変形し、椎間板のある隙間が狭くなる。
また椎骨増殖し、棘状のものをつくって神経を圧迫する。それにより腰がだるい、重い、しびれる、痛むといった症状が起こってくる。

Ⅱ、変形性腰椎症になりやすい人

変形性腰椎症になりやすい人
  • 40歳以上の高齢者
    加齢が主な原因の病気であるため、高齢者の特に男性に多くみられる。
    椎間板ヘルニアが比較的若い世代に多くみられるのに対し、変形性腰椎症は高齢者の腰痛の主な原因となっている。
  • 長年腰に負担をかけ続けてきた人
    重労働者、肥満気味の人、腰を使う激しいスポーツを続けた人、若いころから腰痛持ちの人、腰のけがや病気を繰り返している人などは腰骨や椎間板が疲弊し変形しやすい。
  • 更年期障害のある中高年の女性
    女性の場合は更年期障害の一部として起こるケースが多い。

Ⅲ、症状

だるい、重い、鈍く痛むなどの腰の症状が中心ですが、下肢(脚(あし))にしびれや冷感をおぼえることもある。
痛みは、腰から臀部(でんぶ)(おしり)にかけての広い範囲に感じ、手のひらをあてて痛む範囲を示せても、指で示すことはできないのが特徴である。
変形性腰椎症が高じて、腰椎での神経の通り道が狭くなった状態が、腰部脊柱管狭窄症である。
腰痛だけでなく、脚のしびれや痛みがでてきたら、この腰部脊柱管狭窄症を考える。
また、ただ椎間板だけが傷んでいてそこから痛みが出る場合は腰椎椎間板症、傷んだ椎間板が何かのきっかけで膨らんだり飛び出したりして神経を圧迫して脚のいたみがでる状態を椎間板ヘルニアと呼んでいる。
この病気が進んで、腰部脊柱管狭窄症(「腰部脊柱管狭窄症」)起こると、休み休みでなければ歩けなくなる。
腰部変形性脊椎症が起こっても、まったく症状がなく、何かの機会に腰のX線写真を撮って、偶然見つかることもかなりある。

一日の痛みの変動について

  • 起床時や動作時の開始に痛む
    →椎間関節症・腰部脊柱管狭窄症が考えられる。
  • 安静時に増悪する痛み
    →ヘルペス後神経痛・癌の脊椎転移などの腰痛が考えられる。
    注意 この痛み方は早急に専門病院へ行くことを勧める。
  • 体重減少がひどい。食欲不振。排尿障害がある場合は専門の先生に要相談。

ギックリ腰と思っていたら?

一いま、腰ベルトを巻いて、痛み止めを服用一
変形性腰椎症の原因は、腰椎における年齢的な変化で、その主因は椎間板の変化である。
椎間板は脊椎を構成する椎骨間にある軟組織で自動車のタイヤの様な役割をしているが、これが変性を起こすと、タイヤの空気圧が減ったような状態になる。この状態で腰椎にいろいろな運動が負荷されると、その他の部分に生理的範囲を超えた負荷が加わるようになる。主な症状は腰痛で腰の骨に変形が起こると姿勢が悪くなる。
椎間板が左右非対称に変形、変性したり、椎骨自体が左右非対称に変形することがある。
腰椎は、正常では軽く前方に湾曲しているが、変形によって後ろに曲がって後弯(いわゆる腰曲がり)になったり、側方に曲がって側弯が起こる。
しかし、変形があっても痛みがなければ、とくに問題はない。
腰椎X線検査で加齢的変化がみられれば、変形性腰椎症と診断できる。しかしその場合は、MRI画像検査で腰椎椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症、変性すべり症等がないことを確認する必要もある。
腰痛以外の脚の痛みやしびれなどの症状を伴っている場合は、加齢的な変化が基盤になっており、変形性腰椎症の範疇に入るが、椎間板の変形変性具合等、原因がはっきりすれば、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症と診断されることもある。
椎骨のずれがある場合は、変性すべり症と診断されることもある。
治療の基本は痛みに対する消炎鎮痛剤の服用等、対症療法で、日常生活に支障を来さないようにする。対症療法では腰椎の変形や変性を治すことはできないが、老化が原因で起こっている疾患なので、手術が必要になるようなことはあまりない。薬物療法では非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を投与する。疼痛が強い時は、局所麻酔薬を用いて神経ブロックの注射も行われる。
また、日常生活上の注意や腰痛体操も、腰痛の軽減や予防につながる。腰痛は人類が二足歩行を始めた事により上半身の体重が腰椎に集中して負荷を与える事によって罹患する進化に則した疾病とも言えるので、妊娠や出産の経験の無い若い方のご相談であるなら日常生活に付帯した積極的な運動療法を行わなければ疾病の進行によって人生設計の変更を余儀なくされる場合があるので注意が必要である。

Ⅳ、治療

症状がなければ、治療の必要はなく、これまでどおりの生活を送って問題ない。
症状があっても、できるだけ身体を動かし、ふつうに生活することが大切で、安静にしすぎると、筋肉が衰えて、かえって症状が出やすくなる。
お年寄りでは、寝たままでいたりすると、立つことも歩くこともできなくなる危険がある。
腰が冷えると症状を強く感じがちで、冷やさないようにすることが大切になる。
変形性腰椎症は、朝起きたときに最も症状が強く、体を起こしていれば徐々に痛みは和らぐ。
また、ちょっとしたことでギックリ腰を起こしやすくなる傾向があるため、日常の中の動作に気を配る。
治療法は、腰痛が強い場合はまず安静にして消炎鎮痛剤や筋弛緩剤などを使用する。神経の通っているところに麻酔薬を直接投与する神経ブロックも効果的である。症状を軽減するために東洋医学的治療も有効である。
また、腰を冷やすと痛みが増す傾向があるため、炎症が始まったら温熱療法などを取り入れると良い。

保存療法

変形性腰椎症は自然な老化現象の一つで、症状を和らげるための保存的療法(手術以外の治療法)が基本になる。

鍼灸治療

変形性腰椎症
三焦兪・腎兪・志室・大腸兪・気海兪・次髎・曲池・居髎・承扶・殷門・血海・膝陽関・陽陵泉・陰陵泉・足三里・委中・承山・三陰交・解渓・衝陽・夾脊穴
腰腿痛
環跳・殷門・陽陵泉・挺腰・谿上・腸膝中・殷上・外陰廉・股下・踝辺・七穴・十四穴
腰足不仁(歩行力なし)
関元 500社
腰部大腿部の炎症
環跳

日常生活における対策・予防法

痛みなどの症状があっても、安静にしすぎると筋肉などの組織が弱り、老化や症状の悪化を招いてかえってよくないため、腰に大きな負担をかけない範囲でできる限り普通の生活をし、積極的に身体を動かすことを心がける。
軽い散歩をするだけでも全然違ってくるので、できれば日常的に柔軟体操や軽い筋肉トレーニングを行うのが理想的である。そのほか、腰をカイロや蒸しタオルで温めたり、お風呂にゆっくり入ると症状は楽になりやすい。

温熱療法

腰を温めると症状が和らぐので、家庭でお風呂に入るのも立派な温熱療法です。ぬるめのお湯にゆっくり入るように心掛ける。
お風呂あがりなどに、腰痛体操を行ない、腰の周囲の筋肉を鍛えると、さらに効果的である。ホットパックや超短波を用いて、腰を温める療法もある。