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更年期障害について

Ⅰ、定義

更年期とは、女性の性成熟期から初老期への移行期をいう。
更年期の更の字は・・改まる・変わる・つぐ・経る・通り過ぎる・新しいの意を持ち、女性一生の周期の中でのことであり一時期を現わし、また動きを感じさせる言葉である。

Ⅱ、更年期障害とは

ホルモンのアンバランスにより起こりくる更年期に伴って自律神経系に異常が起こり、諸種の多彩な心や体の違和・失調を現わし、それを自覚し、辛く感じるものを更年期障害という。

1)更年期は卵巣機能の低下
外面的には・・・月経の乱れ(月経過多・過少、稀発月経、頻発月経)、閉経
内面的には・・・性ホルモンを中心としたホルモンのアンバランス

2)更年期は二段階
①卵巣のホルモンは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンであるが、更年期において排卵が無くなるということは、卵胞においての黄体形成が不能となり、黄体ホルモンの分泌が無くなる。そのために卵巣から分泌されるホルモンは、卵胞ホルモンのみとなり卵巣ホルモンのバランスが崩れる一これが更年期の第一段階
②さらに卵巣が委縮して、卵巣機能の低下が著しくなると卵胞ホルモンの分泌が大きく減少する。そこで脳下垂体前葉は、卵巣刺激ホルモンを多量に分泌して、卵巣を刺激し、卵胞ホルモンの分泌を促進させようとするが、卵巣はこれにこたえる力なく、卵胞ホルモンを分泌することができない。その結果脳下垂体前葉ホルモンである卵巣刺激ホルモンのみが増量し、卵胞ホルモンとのアンバランスが起こる。一この時期が更年期の第二段階

3)ナゼ?自律神経に異常を来たすか
性ホルモンは間脳と脳下垂体の支配を受けている。その間脳は自律神経系の中枢であって、自律神経を支配し、また脳下垂体をも支配している。すなわち自律神経系とホルモン系の最高機関というべきもの。
脳下垂体はホルモン系の纏めをし、支配しているこの二つは解剖学的にも緊密に繋がっているので、間脳一脳下垂体系といわれる。
この関係によって自律神経系とホルモン系は相互に影響し合っているので、ホルモン系の乱れは、自律神経に大きな影響を及ぼす。
☆間脳→脳下垂体→ホルモン系→自律神経系⇒ホルモン系の乱れから機能が大きく崩れ更年期障害が起こる。

4)更年期障害を起こす素質ホルモン系が乱れて、自律神経系が影響を受けても、それだけでは更年期障害は起こらない。更年期を迎えた女性の半数は無症状で過ごし、半数の女性が更年期症状を訴える。それは素質が関係しているためである。
★素質⇒神経質で物事に敏感に反応する人。
この性質の人は、自律神経の不安定な人が多い。
この状態が素質となる。

5)更年期障害による症状はすべて不定愁訴
不定愁訴⇒器質的な障害なしに、多様な症状を訴える自律神経失調によるところの機能的な症状をいう。
(病人の愁訴に、裏付けとなる原因疾患があれば一器質的障害)

☆代表的症状

顔のほてり、のぼせ
冷える(冷え症)
発汗異常
心悸亢進
頭痛・頭重
精神不安
(いらいら・憂欝)

めまい
耳鳴り・耳塞感
不眠
梅核気
知覚異常
(痺れ感・蟻痒感)
掻痒感

肩こり、疲れ易い
血圧(動揺し易い)
貧血
頻尿
物忘れ
精気不正出血(機能性)
带下感

上記の症状の内、2~5以上の訴えを持つものを不定愁訴、または不定愁訴症候群という。

特徴
①症状のほとんどすべてが自覚症状。
②愁訴は一つのことはなく、いくつもの症状を訴える。(多様性)
③精神・身体的な疲労、家庭・職場でのトラブルで悪化する。
④痛み・知覚異常は一定せず、痛みの場所を変え煩わしく訴える。
(症候移動)⇒(器質的疾患の痛みは簡単には移動しない)

6)更年期障害は起こり方にて2つに分類される。
イ、自律神経性のもの
上記のホルモンのアンバランスによる自律神経の失調により、自律神経性の不定愁訴を現わすもの。
ロ、心因性のもの
性に対する欲求不満・家族との精神葛藤などにより心が乱れ、精神緊張が続き、為に肉体的緊張が起こり、種々の身体症状(心身症)の原因となる。

症状は、イ・ロとも大体同じだが、心因性は頑固で治り難い。更年期障害で、頑固で非常に治り難いものの大半は心因性である。(心の問題が解決しない限り症状は良くならない)
更年期障害の大部分は自律神経性のものであるが、約2割が心因性のもの。